結婚式の料理はビュッフェでもいいのかなぁ?【まるごと解説】
- 結婚式の料理をコース料理かビュッフェスタイルか迷っている
- 結婚式のビュッフェってよくわからない
- ビュッフェスタイルを選ぶ基準を知りたい
結婚式の料理をビュッフェスタイルにする場合は慎重に選ぶようにしてください。
なぜなら結婚式のビュッフェスタイルはどんなものなのか知っておかないと後で「やっぱりコース料理にしておけばよかった」と後悔します。
はじめまして料理業界で18年間働いてきた元料理人のラングといいます。
ここから結婚式のビュッフェについて今までの経験をもとにわかりやすく解説します。
この記事を読めば結婚式のビュッフェについて知ることができます。
ビュッフェについてまるごとわかりやすく解説しているので、結婚式の料理をコース料理にするかビュッフェスタイルにするかどちらにするか悩んでいる人には、料理を選ぶ基準がわかるようになります。
結婚式のビュッフェとは
コース料理はゲストのテーブルに料理が運ばれてくるのに対し、ビュッフェはお客様が自分でメインテーブルに置かれた料理を取りにいきます。
- コース料理:テーブルに料理が運ばれる
- ビュッフェ:自分で料理を取りにいく
ビュッフェはさらに着席ビュッフェと立食ビュッフェがあります。
- 着席ビュッフェ
- 立食ビュッフェ
着席ビュッフェ
着席ビュッフェはゲスト一人ひとりに席があります。席があることで年配の方も安心して参加いただけます。
立食ビュッフェ
ゲストに決まった席がありません。立食パーティーそのものですね。席がないといっても数席は会場のどこかに着席スペースが用意してあります。
結婚式をブュッフェ形式にするメリット
費用を抑えることができる
コース料理と違いサービス係が料理をテーブルまで運ばないので、人件費を抑えることでき、全体的に費用を抑えることができます。
料理を大皿にまとめて盛り付けるので調理にかかる人件費も抑えることができます。
ビュッフェ料理はコース料理に比べると作業工程が少ない
ビュッフェの料理
ビュッフェの料理はプランにもよりますが、料理内容は基本的にコース料理のような構成になっています。
オードブル・お魚料理・お肉料理などがそれぞれ大皿に盛り付けてあります。
冷製料理は小判や角盆・ミラープレートにきれいに盛り付けられています。
温製料理はチューフィング(チェーフィング)というものを使って湯煎をし、料理を保温しているので、料理が冷めることはありません。
ローストビーフのカッティングサービス(カービング・サービス)
結婚式のビュッフェや一般のパーティーなどで人気があるローストビーフのカッティングサービス。
ローストビーフのカッティングサービスがあると式の食事が盛り上がります。
僕も数多くローストビーフのカッティングをやりましたが、いつも人気なのですぐにローストビーフの前に列ができます。それほど人気があります。
ローストビーフのカッティングサービスをするときは、長〜いコック帽をかぶってコック・タイをしてカッティングをするので「本格的」「高級感」もプラスされます。
- 本格的
- 高級感
ローストビーフにはサーロインと牛フィレ肉を使ったものがあります。
おすすめするのは牛フィレ肉を使ったローストビーフです。
牛フィレ肉はお肉の中でも格上でおもてなしとして申し分ないお肉ですし、味もよく肉質は柔らかで老若男女に好まれるお肉です。
演出付き料理
ローストビーフのカッティングサービスも演出した料理ですが、その他にも演出した料理はあります。
以下の演出は僕が実際にやったものの一部です。
ステーキをその場で焼く
ステーキをゲストの前(あるいはゲストから見えるところ)で焼くとウケがいいです。
なぜウケが良いかというと、ステーキが焼き上がるときにブランデーでフランベすると炎が上がるので、その炎がウケるんです。
ゲストから見えるところで調理をしているので、ライブ感がありでゲストの食欲もましてきます。
ゲストの好みに合わせたオムレツを焼く
オムレツは人気があります。
数種類の食材をゲストに選んでいただいて、その食材を卵に混ぜて目の前でオムレツを焼きます。
このオムレツの良いところは、自分のためにオリジナルのものをその場で焼いてもらっているということです。
そして、オムレツが焼けるまでにプロのオムレツの技を目に前で見れることも人気のひとつですね。
とくに女性のゲストは焼き方を真剣な目で見ている方もいらっしゃいます。
やはり気になるのは、プロが作ったオムレツ。
外側はふわふわで中はトロトロ
作りたてのオムレツは美味しいですよね。
食べて美味しい、見て楽しい。オムレツはかなり演出効果があります。
オムレツは失敗すると恥ずかしいのでプレッシャーです
ビュッフェスタイルを選ぶときに気をつけたいこと
結婚式でビュッフェスタイルを選ぶ前に気をつけなければいけないことがあります。
気をつけなければいけないことを知らずにいると「やっぱりコース料理にしておけばよかった」ということになってしまいます。
ビュッフェはゲストが勘違いします
必ず知っておかなければいけないこと。
それは
結婚式のビュッフェは食べ放題バイキングではありません
この勘違いをされるゲストは非常に多いです。
勘違いと言っても、勘違いするのもしょうがありませんし、ゲストが悪いわけではありません。
今は食べ放題のバイキングがたくさんあります。
テーブルの大皿に料理を取りに行くスタイルは、多くの人がバイキングと同じだと思っています。
そういうことから結婚式のビュッフェも食べ放題のバイキングと同じだと思う人が多くいるわけです。
ではどうして結婚式のビュッフェをバイキングだと勘違いするとよくないのか。
結婚式のビュッフェの料理は量が決まっています。
なので、テーブルに料理を取りにいったときに料理がなくなっていても料理が補充されることはありません。
料理の補充はありません
食べ放題ではないのです。
つまり一人が同じものをたくさん食べると、その料理を食べられない人が続出してしまいます。
これは僕も何度も経験しています。
ローストビーフのカッティングサービスをやっていると、一人で何度もローストビーフを取りにこられるゲストがいらっしゃいます。
その度に「ローストビーフはお一人一枚となっております」とご説明します。
そう言わないと、ローストビーフを食べれなくなる人が出てきてしまうからです。
ビュッフェスタイルを選ぶ前に誰かの意見も参考にしましょう
料理を取りに行ったときに、隣の人とぶつかってドレスや着物にソースがかかってしまうとせっかくのお召し物が台無しになってしまいます。
ビュッフェ料理をバイキングだと思って食べる人がいると料理を食べれなくなる人が続出します。
普段料理に触れていない人は大皿から料理を取り分けることが面倒くさいし、うまくとれません。
結婚式のビュフェスタイルに対してネガティブな意見が多い傾向があります。
- ケチったと見られる
- 落ち着いて食べれない
- 何度も料理を取りに行くのが大変
- 結局あまり食べれなかった
結婚式でコース料理を選ぶ割合は90%以上です。
今では結婚式の料理はコース料理がほぼ常識化しているので、招待したゲストが当日披露宴会場に行って料理がビュッフェだと知ったら、ちょっとテンションが下がるかもしれませんね。
招待されたゲストはコース料理を楽しみにしています。
おもてなしとして適切か
式に招待したゲストからご祝儀をいただくわけですが、ご祝儀に見合ったおもてなしとしてビュッフェが適切かどうか。
招待したゲストに自分で料理を取りにいかせることはどうなのか?
ご祝儀ではなく会費制ならという意見もあります
会社の上司などが招待されていたら微妙ですね。
結婚式でビュッフェスタイルを選ぶ基準
ビュッフェがよく使われるのは立食パーティーなどです。
そうすると結婚式でビュッフェ料理を選ぶ基準が見えてくると思います。
どちらかと言うとパーティーと言う感じです。
結婚式でビュッフェスタイルを選ぶ場合は慎重に選ばないと、ゲストからいい印象を持ってもらえなくなることもあるので、慎重に選ぶようにしましょう。
まとめ
結婚式でビュッフェスタイルを選ぶ場合は慎重に選ぶようにしてください。
事前にあまり考えずにビュッフェスタイルを選んでしまうと後で後悔します。
後で後悔しないためにも、選ぶ基準を明確にして選ぶようにしましょう。
- 結婚式のビュッフェは食べ放題のバイキングではないということ
- おもてなしとして適切か