結婚式のメインのお肉料理は牛フィレ肉を使ったメニューが喜ばれます
- メインのお肉料理でどんなお肉がいいのか迷っている。
- メインのお肉料理を牛フィレ肉にするか迷っている。
- どんなお肉が喜ばれるかわからない。
結婚式のメインのお肉料理はとても重要なお皿ですよね。
ゲストもどんなメイン料理が出てくるのか楽しみにしています。
メインの料理の選び方を間違えると、ゲストに「ケチっている」と思われる場合もありますので、ゲストに喜んでもらえるようなメイン料理にしましょう。
料理業界で18年間働いた経験をもとに、結婚式のメイン料理に最も相応しいお肉(牛フィレ肉)をわかりやすく解説します。
この記事を読めばなぜ牛フィレ肉がメイン料理に相応しいのかわかります。
この記事をよめば、もうメイン料理で悩むことはなくなるはずです。
お肉料理に牛フィレ肉を使ったほうがいい理由
牛フィレ肉は、高級な赤身肉で、柔らかく、肉の質感が素晴らしく、風味も深いことから、結婚式のお肉料理には最適な素材です
質感と味の素晴らしさ
牛フィレ肉は、赤身肉の中でも最高級品であり、その柔らかさや肉の質感、味わいは抜群です。
口に入れた瞬間に溶けるような食感で、しっかりとした肉の味わいがあり、噛むたびに深い旨味を感じることができます。
肉質に高級感がある
結婚式のお料理は、華やかで上品な雰囲気が求められます。牛フィレ肉は、その高級感と美味しさから、特別な席にふさわしい食材として選ばれることが多いです。
また、見た目も良く、料理の盛り付けによってさらに上品さが増すため結婚式の料理に最適な一品です。
料理のバリエーションが豊富
牛フィレ肉は、グリルやロースト、ステーキなど、様々な調理法で美味しく食べることができます。
また、肉自体が味わい深く、シンプルな調理法でも美味しくいただけます。料理人がアレンジすることで、おしゃれなプレゼンテーションを施すこともできます。
ワインとの相性が良い
牛フィレ肉は、赤身肉の中でも柔らかく、旨味があるため、赤ワインとの相性が良いとされています。
結婚式の料理では、ワインも重要な要素の一つであり、料理とワインの相性がよいことは、ゲストにとっても楽しい食事体験を提供することができます。
万人に合う牛肉
結婚式は多くのゲストがいらっしゃいます。
コース料理の最後に出るメインの料理は、いろんなゲストに合わせる必要があります。
結婚式のメインのお肉料理の材料(お肉)は牛肉や子羊・鴨などがあります。
- 牛肉
- 小羊肉(ラム肉)
- 鴨肉
これらのお肉の中で万人に合うお肉と言えば牛肉です。
子羊(羊肉)は独特のクセがあり、苦手な人がいます。
現在ではクセが少ない羊肉も流通していますが、やはり苦手な人はいます。
鴨肉も同様で、やはり多少のクセがあるお肉です。
鴨肉の場合は晩秋から冬にかけてお出しするものなので、特別な理由がない限りは鴨肉は選ばない方が無難だと思います。
一方、牛肉は先に言った羊肉や鴨肉と違い、日頃から食べる機会があり味にも慣れています。
牛フィレも同じ牛肉ですよね。
牛肉が嫌いな人はあまり聞いたことがありません。
牛肉を嫌いな人がいたとしてもごく少数だと思います。
そんな多くの人が好む牛肉ですが、その中でもフィレ肉はあっさりとしてクセがなく食べやすい部位のお肉です。
こうしたことから万人にあう結婚式でのメインのお肉料理は牛フィレ肉を使った料理ということになります。
万人に合うということはゲストのほとんどの方が召し上がって満足できることです。
ゲストの中にはどうしても牛肉が食べれないとかお肉全般が苦手な方もいらっしゃる場合がありますが、そういった場合はそのゲストに合わせてメイン料理を変更してもらうようにしましょう。
希少部位の牛フィレ肉は格上のお肉です
先ほどは、お肉の種類から牛フィレ肉をなぜ選ぶかお話ししました。
料理業界では牛フィレ肉というのは、お肉の中でも格上の存在です。
牛フィレ肉は、牛一頭から少量しか取れない希少な部位です。
フィレ肉の部位は運動量が少ないので硬い筋がもなくキメが細かく脂身が少ないのが特徴で、老若男女に好まれる部位です。
レストランでもある程度の金額のコース料理のメインディッシュはほとんど牛フィレ肉を使った料理になっています。
お客様をもてなすという意味でも格上のお肉である牛フィレ肉が最上なのです。
こういったことから、結婚式のメイン料理にも牛フィレ肉を使った料理が最適です。
むしろ結婚式で招待したゲストをもてなすメイン料理だからこそ牛フィレ肉を使った料理が最適なのです。
牛フィレ肉はおもてなしとしては最高のお肉だということを知るとブライダルフェアの試食会に行って牛フィレ肉が出されたときに「やっぱりそうなのかぁ」と思うはずです。
牛フィレ肉でも種類があるので詳しく知りたい方はこちら「【知っておきたい!】結婚式のメインディッシュで使われる牛肉の違い」を参考にしてください。
料理のランクが高く感じる
牛フィレ肉は最上級のお肉なので、コースのメイン料理には最適なお肉です。コース料理のメインディッシュに牛フィレが出てくると、コース料理のランクが上だということをゲストに知ってもらうこともできます。
冒頭に話しましたが、メインディッシュの料理(お肉の種類)が牛フィレに見劣りする場合は、場合によってはゲストに結婚式の料理をケチっている印象を与えかねません。
ゲストは招待されてご祝儀を包んでくださいます。
包んでくれたご祝儀に応える意味でも結婚式の料理(とくにメインディッシュ)には気をつけて選ぶべきです。
牛フィレ肉は、高級な赤身肉の一種で、一般的には価格も高めです。そのため、牛フィレ肉を使った料理は、一般的に高級感があり、豪華な印象を与えることが多いです。
以下に、牛フィレ肉を使った料理がランクが高く感じる理由を詳しく説明します。
希少価値が高い
牛フィレ肉は、希少価値が非常に高く、1頭からごくわずかしか取れないため、その高級感があるとされています。
そのため、一般的に価格も高く、高級な素材として認知されています。希少価値が高い素材を使った料理は、自然とランクが高く感じられる傾向があります。
肉の質が高い
牛フィレ肉は、赤身肉の中でも最高級品であり、その柔らかさや肉の質感、味わいは抜群です。
口に入れた瞬間に溶けるような食感で、しっかりとした肉の味わいがあり、噛むたびに深い旨味を感じることができます。このような肉質の高さは、料理のランクを高める要因となります。
上品な印象を与える
牛フィレ肉は、その高級感と美味しさから、特別な席にふさわしい食材として選ばれることが多いです。
特別なイベントや祝い事での料理としては、ランクが高く感じられる素材の一つとして認知されています。
食べる機会が少ない牛フィレのロースト
牛フィレの調理法は主に2つあります。
- ステーキ:(仏:ポアレ poêlé)
- ロースト:(仏:ロティ rôti)
ステーキは、ご存知のとおり一人前のお肉をフライパンなどで焼いたものです。
それに対し、ローストはお肉の塊(かたまり)の表面を焼き、その後オーブンで火を入れる調理法です。
先程、牛フィレ肉の特徴でも説明しましたが、牛フィレ肉はとてもやわらかい肉質です。
基本的にはステーキのように一人前にカットされたお肉を焼いても固くはないのですが、おすすめするのはローストです。
ステーキにする場合は、肉全体の表面を焼くのに対して、ローストは塊のまま表面を焼いて、火を入れたあとに一人前ずつ切り分けます。
お肉の性質上、フライパンで焼き色をつけた部分は硬くなります。
牛フィレ肉はとてもやわらかいお肉ですが、それでも焼き色を付けた部分は多少硬くなります。
上図でもわかりますが、ステーキ用にカットされたお肉は肉の平らな面も焼いてしまします。
一方、ローストは塊のお肉に火を通して後で一人前にカットするので平らな面を焼くことはなく硬くなる面積が非常に少なくなります。
お肉を塊(かたまり)で焼くメリット
お肉全般に言えますが、お肉は大きな塊で焼いたほうが柔らかく仕上がります。
柔らかく仕上げるには塊肉の表面だけを焼いて後にオーブンでゆっくり火を入れていきます。
そしてある程度火が入ったら、後は予熱で穏やかにゆっくり火を入れていきます。
この「予熱」で火を入れる工程が非常に大事なのです。
食材は火を入れた後も自ら持っている熱でどんどん火が入っていきます。
これが「予熱」です。
これはもちろん食材が大きければ大きいほど予熱を持つことになります。
この予熱を最大に利用した料理がローストです。
ローストしたお肉は外側から芯部に向かってなだらかに火が入っていくので、見た目のグラデーションも美しく食欲が増します。
牛フィレ肉をローストにすると、やわらかい肉質の牛フィレが更に柔らかくなります。お肉の芯部はステーキでは感じることのできない柔らかさになります。
まとめ
- 牛フィレ肉はお肉の中でも格上で牛フィレ肉を使った料理を選ぶことで、ゲストに最上のもてなしができます。
- 牛フィレ肉(牛肉)は万人が好むお肉なので、招待したゲスト老若男女を選ばず美味しく召し上がって頂けます。
- 最上で格上に位置づけられる牛フィレ肉をメインディッシュに使うことでコース料理のランクが上がって見える効果もあり、招待したゲストに満足していただくことができます。
- 牛フィレはステーキよりもローストした方がやわらかくなり、やわらかい肉質の牛フィレ肉がさらに柔らかくなります。
以上のことを踏まえて、結婚式のメインディッシュは牛フィレ肉を使った料理を選ぶことをおすすめします。