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フレンチのメニューの書き方でこだわりを伝え売上を上げる

フレンチのメニューの書き方でわかるシェフの素材に対するこだわり
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  • 魅力的なメニューの書き方がわからない…。
  • お客様に当店の食材に対するこだわりを伝えたい。
  • 他店と差別化したい。

普段、なにもこだわりもなくメニューを書いていると、こだわった食材を使った美味しい料理を作っているのに、お客様に食材に対するこだわりを伝えることができません。

料理業界に18年間いた元料理人が今だから言える魅力的なメニューの書き方を解説します。

ここではなぜ魅力的なメニューが書けるようになるのか具体的な例をあげてわかりやすく解説します。

この記事を読めばちょっとした加筆で今までより魅力的なメニューを書けるようになることによってお客様満足度も上がります。

メニューで素材に対するこだわりを伝える

メニューに書いてある内容でシェフの食材に対するこだわりや、そのレストランのコンセプトが見えてきます。

いろいろなメニューの書き方の例を見てみましょう。

同じ料理・同じ材料(貝類のパナシェ、香草風味 3,500円)という前提です。

1.貝類のパナシェ、香草風味

2.貝類のパナシェ、香草風味
 Panaché de coquillage aux herbes

3.北海道産貝類のパナシェ、香草風味
 Panaché de coquillage aux herbes

4.厳選北海道産貝類のパナシェ、香草風味(有機栽培 鈴木ハーブ園産)
 Panaché de coquillage aux herbes

できるだけ詳細に書く

メニューには、大体1番〜4番までの書き方があると思います。

一番多いのは2番と3番ですよね。ごく普通の書き方ですね。

1番〜4番のメニューでどれが一番印象に残りましたか?

多分4番のメニューが印象に残ったのではないでしょうか。

4番のメニューの書き方ははどうでしょうか何か、ダラダラと長く書きすぎに感じますか?そんなことはありませんよね。

せっかくこだわりの素材を使って料理を作っているのなら、メニューにはこだわりの素材の情報を詳細に書くべきなのです。

素材に対するこだわりが伝わる

4番の書き方「厳選北海道産貝類のパナシェ、香草風味(有機栽培 鈴木ハーブ園産)」はシェフの素材に対するこだわりを感じることができます。

北海道産の貝類の中から更に厳選したものを選び、香草は有機栽培の鈴木ハーブ園のものを使用し、素材ごとに吟味しできる限る最高の食材を選んでいます。

とくに生産者さんの名前が入った食材を使ったいる場合はとくにこだわりを伝えることができます。

主にハーブは野菜は生産者さんが有名の場合はそれだけで一つのブランドになっていることがあります。

また自信を持って作った生産者さんは名前や写真を公表していることがあります。

野菜が入っている袋などに名前と写真が貼られているものが道の駅やスーパーなどで見かけたことがあると思います。

素材にこだわっているシェフの多くが実際に生産者さんのところに伺って生産者さんのこだわりを聞き、作業の様子を自分の目で見ます。

そしてそういった生産者さんから直に食材を仕入れていることが多いです。

料理人が生産者さんを訪ねると料理が更に美味しくなる

ちょっと余談になるんですが、料理人が生産者さんを訪ねると料理が更に美味しくなる理由を話したいと思います。

自分の目で生産者さんが大変な苦労をして育てた野菜を目の当たりにすると、その野菜に対する思い入れが強くなります。

そういった思いが強くなると、扱っている全ての食材に対して今まで以上に食材を大切にする思いが強くなります。

食材を無駄なく大切に扱うようになります。

その結果、今まで以上に料理が美味しくなります。

メニューの内容でお客様満足度が上がる

2.貝類のパナシェ、香草風味
 Panaché de coquillage aux herbes

4.厳選北海道産貝類のパナシェ、香草風味(有機栽培 鈴木ハーブ園産)
 Panaché de coquillage aux herbes

2番と4番のメニューのメニューの書き方では4番の書き方のほうが圧倒的に情報量が多く書かれています。

お客様がメニューを見て予め情報を知っていることで、実際の料理を召し上がるときに味わい方が違ってくるはずです。

「この貝類は厳選した北海道産」「この香草は鈴木ハーブ園産」という情報が予め知っていることで「どんな味だろう?」とよく味わうはずです。

人間の味覚は状況や先入観によって変化します。

捕れたての魚をその場でおろして食べると美味しく感じたり、キャンプやバーベキューで食べるものは格別に美味しく感じます。

先入観がある場合の例:明石の鯛(タイ)を明石の鯛と言わずに、「鯛のお刺身です」と言われた場合と、「これは明石の鯛です」と言われ前もって知っていたら、明石の鯛を食べていると言うだけでよく味わうようになり美味しく感じます。

ラング
ラング
こだわりを知ってもらいましょう!

また、鈴木ハーブ園がテレビやメディアに出たことのある有名なハーブ園だとしたらどうでしょう。

きっとお客様はそれだけで少し得したように感じるはずです。

ただ何気なく書いてあるメニューとできるだけ詳細に書かれているメニューではこれだけの差が出ます。

ほんの少しメニューの書き方を変えるだけで、お客様の満足度は上がるのです。

逆に2番のようなメニューの書き方をていた場合、ライバル店で4番のメニューの書き方をしていたら、ライバルのお店にお客様がな流れてしまいます。

メニューの書き方で変わる売上

これから話すことはメニューの書き方で売上が変わるというお話なので、どちらかと言うと経営的なお話です。

しかし、あくまでこだわりの食材を使ってメニューを詳細に書いた結果のお話になります。

世の中には数多くの飲食店があり、その数だけいろんなメニューがあり各お店でメニューの書き方は違います。

フレンチ・中華料理・イタリアン・日本料理・居酒屋・寿司屋色々ありますが上述したようにメニューの書き方次第ではお客様の満足度が変わってきます。

メニューを詳細に書くことで、料理に違う価値をつけることができます。

お客様はそうした価値(例えばブランド食材)にお金を払っていただけるのです。

おなじ食材でもこだわった食材には価値があるので、お店側はもっと食材の情報をお客様に提供したほうが売上につながります。

極端な例ですが、例えばお寿司屋さんでマグロが

  • 近海マグロ 一貫 1,000円
  • 大間産近海マグロ 一貫 1,500円

と2種類のマグロがあるとしたら、どうですか?

大間産のマグロは値段が少し高いですが、一貫は食べてみたいと思う人は多いと思います。

つまりいい食材を使ってお客様がその情報を知ることで、お客様はその食材の価値を感じ注文して頂けます。

これはメニューの書き方次第で売上も変わってくると言えます。

こうしたこともこだわりを持った食材を使いメニューを詳細に書くことで実現します。

まとめ

メニューの書き方一つで、お客様満足度が上がり売上アップの効果が期待できるようになります。

メニューを詳細に書くことでお客様に食材に対してのこだわりやお店のコンセプトを伝えることができます。

メニューを詳細に書くことはメリットしかないと言っても過言ではありません。

食材へのこだわりと同様にぜひメニューの書き方にもこだわってみてください。

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ラング
料理業界で約18年間働いていた経験をもとに結婚式の料理についてみなさんが参考にできる記事を提供します。